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 携帯電話や電子レンジなど皆さんにも馴染み深い電磁波は、電場と磁場の歪みが高速で伝播してゆく現象です。
同様に、重力場の歪みの伝播は重力波と呼ばれます。
この重力波はアインシュタインの一般相対論からも予言され、2015年9月アメリカの重力波干渉計LIGOは重力波の検出に世界で初めて成功し、大きな話題となりました。
 宇宙論研究室パルサー/重力波グループでは、重力波を電波望遠鏡で検出する別の視点から研究を進めています。
ブラックホールは重力波の波源の一つであるため、
重力波の観測はブラックホールがどのように成長してゆくか解明する鍵となります​。
実際の観測データの解析や、宇宙論や様々な天文学に基づくシミュレーションを行い、
ブラックホールの進化の謎に迫ります。
​自己紹介/SELF-INTRODUCTION

隈本 宗輝

​1992年05月24日生まれ。福岡県春日市出身。

国立熊本大学にて学士・修士、博士の学位を取得

​特別研究員を経て、現在福岡で高校教員生活。

○元所属○

熊本大学宇宙論研究室

SKA-JP パルサーグループ

Parkes Pulsar Timing Array (Group 2)

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​研究/RESEARCH

高橋研究室パルサーグループは以下の内容について研究を行っています。

​詳しくは"More"のボタンから閲覧することができます

PULSAR(パルサー)
Gravitational Wave(GW:重力波)
Parkes Radio Telescope
&
SKA

 強い磁場を持ち、高速で回転するパルサーは、星が一生を終え超新星爆発した後に残った中性子星が正体であると考えられます。極めて安定した周期性を持っており、その安定した発光間隔から宇宙の灯台とも呼ばれています。また、電波からX線までの幅広い周波数にわたって電磁波を放射しています。しかし、その電磁波放射のメカニズムは未だに定説がありません。そこで、パルサーの同時広周波観測を行い、それぞれの周波数のスペクトルを見ることで、パルサーの放射メカニズムや、その性質の解明を行っています。

 アインシュタインの提唱した一般相対論から予言される時空の歪みの波である重力波は、2015年9月アメリカの重力波望遠鏡LIGOによって世界で初めて直接検出が行われました。さらに研究が進み、今世紀最も発展が期待される分野の一つとなっています。

 私たちの研究室では、電波望遠鏡によるパルサーの観測から重力波の検出を目指しています。実際のパルサー観測や将来の観測による重力波検出の​可能性を見積もるシミュレーションなどを中心に行っています。

 私たちの研究室は次世代型大型電波望遠鏡Square Kilometre Array(SKA)に関する研究を行っています。研究室内でも大きく3つの分野に分類され、宇宙磁場、宇宙再電離期、パルサー/重力波のグループがあります。すべての分野でSKAに関する研究を行っています。

​私たちパルサー/重力波グループでは、世界最高感度を誇るオーストラリアのParkes電波望遠鏡を用いた観測やデータ解析を行っています。パルサーのデータから重力波を取り出す解析法の開発を行っています。

アクセス/ACCESS

860-8555 熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1 熊本大学 理学部棟 3号館 D206, 207研究室

D206, D207, 3rd Building of Facility of Science, Kumamoto University, 2-39-1, Kurokami, Kumamoto 860-8555, Japan

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